株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆さまへ(2025年6月)

株主の皆様には、平素より、当社経営へのご理解、ご支援をいただきまして、誠に有り難く心よりお礼申し上げます。

私が代表取締役に就任し1年が経過いたしました。新たな経営体制のもとで取り組んだ第34期が終了しましたので、当社グループの状況についてご説明申し上げます。

エレクトロニクス業界におきましては、AI関連を中心とした需要の広がりと、在庫調整の進展により、一般サーバー・ストレージ、PC、スマートフォンなどの一部で需要の増加が見られたものの、市況の本格回復には乏しい状況が続いております。一方、車載市場においては、ADAS・自動運転・電動化および統合コックピット化などにより、半導体の搭載量が増加しております。

このような状況下、当社グループは、主にサーバー・ストレージおよび車載向けの売上が増加したこと、当第2四半期連結会計期間において当社主要取扱製品であるメモリー製品が価格上昇基調であったことから、売上高は4,216億71百万円(前年同期比13.8%増)となりました。営業利益は101億69百万円(同7.3%増)、経常利益は73億77百万円(同18.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は55億88百万円(同166.6%増)となりました。

配当に関しましては、期末配当金は1株につき300円とすることを第34回定時株主総会でご承認いただきました。

第35期は、米国の貿易政策の動向をはじめ、不確実性の高い経営環境が続いておりますが、中期経営計画最終年度にあたり、これまでの取り組みを総括し、将来に向けた成長戦略を描いてまいります。特に中期経営計画のテーマでもある持続可能な社会の実現に向け、サステナビリティ課題への対応を強化し、全社一丸となって目標達成に取り組んでまいります。

株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長
代表取締役社長 中尾 清隆

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