株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様へ(2023年11月)

 株主の皆様には、平素より、当社経営へのご理解、ご支援をいただきまして、誠に有り難く心よりお礼申し上げます。

 ここに、第33期第2四半期が終了しましたので、中間報告書をお届けし、当社グループの状況についてご説明申し上げます。

 エレクトロニクス業界におきましては、車載向け半導体の供給不足の緩和とAIサーバー向け高性能メモリーの需要は継続しているものの、既存のデータセンター分野やPC、スマートフォン等の最終需要は季節要因による緩やかな回復に留まっており、全体としては低調な状況が継続しております。

 このような状況下、車載向けビジネスとSiP(システム・イン・パッケージ)ビジネスの売上が増加したものの、データセンター・ストレージ、PC、スマートフォン向けに当社の主力製品であるメモリー製品の売上が減少したことから、売上高は1,837億81百万円(前年同期比17.3%減)、営業利益は57億3百万円(同22.5%減)、経常利益は34億13百万円(同5.4%減)となりました。また、当社の取引先であるFCNT株式会社による民事再生手続き開始申立てを受け、同社に対する債権について取立不能または取立遅延のおそれが生じたこと、同社から受注した取引に関連する棚卸資産について収益性の低下のおそれが生じたことから特別損失(貸倒引当金繰入額および棚卸資産評価損)42億36百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純損失は4百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益27億24百万円)となりました。

 最後に、当社の取引先の民事再生手続き開始の申立てを受け、誠に遺憾ながら特別損失を計上し、2024年3月期連結業績予想および配当予想を下方修正せざるを得ないこととなり、心からお詫び申し上げます。

 今後とも、株主の皆様のご期待にお応えできるよう精励いたしますので、引き続きのご支援をお願い申し上げます。

代表取締役社長
妻木一郎

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